Trail Route Analytics
Trail Route AnalyticsをGoogle AppEngineを使って公開しました。
まだPreviewバージョンですが、トレラン・登山活動のログファイル(現状はGPXのみ対応)をアップロードすると、解析結果を出してくれます。
5%以上の登りor下りをClimb/Downhill区間、それ以外をFlat区間として個別の統計データを出していて、おおまかに活動の内容を把握する目的であれば、このデータを見ればどういった活動だったかが分かるようになっています。
グラフは
- Profile Graph: プロフィールマップと移動速度(3次元速度)
- Grade Graph: 1%ごとの斜度の移動距離(斜度の分布グラフ)
- Grade v.s. Speed Analysis Graph: 斜度による水平速度・垂直速度の変化をプロットしたグラフ(斜度は-30%から30%の範囲で4%ごとに分割)
で、最後のグラフが特に興味深い内容を含んでます。多分。
アクティビティー種別(トレラン、スピードハイク、ハイキング…)によってフラット区間でのペース、平均上昇・下降速度から斜度毎で異なる水平・垂直移動速度を計算できるようにすれば、入力された任意のルートの斜度の分布に応じて高い精度で予想コースタイムを割り出すことができるはずですが、どうもうまい方法が見つかりません。さてはて…。
過去のある程度まとまった数のGPXファイルを解析してみた結果、なかなか興味深い統計データもいくつかとれているので、そのあたりも加味しながら遊んでみる予定。
開発言語はpythonで、GPXファイルの読み込みにgpxpy、HTMLの整形にFlaskとBootstrap、グラフ表示にGoogle Charts。今どき風のテンプレートエンジンとかCSSとかJavascriptって初めていじったのですが…いや〜、便利な時代になったもんですね!!
TODOとしては、
- Drive APIに対応させてGoogle Driveに置いてあるGPXファイルを選択・ロードできるようにする
- 複数アクティビティーの比較機能
- ルートデータとパラメータ入力によるコースタイム予測
…ってなところでしょうか。本格的なアクティビティー管理ソフトに発展させていくのは少々気が重い&競合がたくさんいるので、ピンポイントでマニアックな山の活動記録の解析を行ったり、ルートデータの入力から予想コースタイムを計算したり…みたいなツールとして進化させる方向を模索してみようと思っています。