Run x Climb = Fun!!

登って走ってスピードハイク

モンベル バーサライトジャケットの使い勝手

モンベルの軽量レインウェアー。

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しばらく前に入手していたものだけど(入手に至る経緯はこちら)、本格的な登山活動で初めて使ったのでレビュー。

今回は二人パーティーで二人ともバーサライトジャケットをチョイス。着用したのは甲斐駒ケ岳の黒戸尾根上部(七合目小屋を過ぎてハイマツ帯に入るあたり・曇ってはいたが雨は降ってない)から駒津峰に登り返す手前のコルまでと、霧雨がぱらついて風が強かった栗沢山山頂付近から広河原峠まで。

登山用で長らく使っている、10年近く前のストームクルーザー(当時としては驚くほど軽くてコンパクトだった)に比べて、当たり前だけど圧倒的に軽量かつコンパクトにまとまるので、雨天装備としてザックに入れておいて邪魔にならない。トレラン装備はザックの容量の制限が厳しいので、重さ以上にコンパクトになることのメリットが大きい。土砂降りのコンディションではまだ試していないけど、防水性能はしっかりとしている印象で、3,000m級の稜線で風雨の中を行動しても問題は出なかった。また、ハイマツやシャクナゲに阻まれた登山道で軽い藪漕ぎ状態で行動しても、簡単には破れない程度の強度があることも確認。

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フードの使い勝手は今ひとつで、キャップを被った状態でコードを引いてもうまくフィットしてくれなかった。このあたりは使いこなしである程度なんとかなるのかな?

シルエットは比較的余裕があって、分厚めのミドルレイヤーを着ていても問題なく着れる設計。個人的には、ライト&ファーストの軽量モデルなので、アグレッシブに細身なシルエットにして薄手のウェアーの上に着用する前提になっていたほうがよかったかなと思う。このあたりは汎用的な山道具v.s.用途に特化したウェアーの設計思想の違いなので、しょうがない。

山にトレラン装備で行く時や、晴れ予報の日帰りの登山ではこれを持っていけばほぼ不満は出ない、優れた装備であることは確認できた。最後に気になるのは耐久性だけど、トレラン装備で山に行く時は雨の時に積極的に活動することは少ないので、そもそも出番が少ないはずなので長く持つとよいな...というところでしょうか、ね。